第50回 商売繁盛セミナー

楽しく働くということについて ~クレーム対応歴25年のサラリーマンが語る幸福論~

去る6月21日、アクトシティ浜松 研修交流センターにて記念すべき50回目を迎える「商売繁盛セミナー」が開催されました。
今回講師に迎えたのは、大手広告会社にて25年の長きに亘って数々のクレーム対応に携わり、社内外で数多くの講習を行っている山田修司氏(CSクレイジーバンド 代表)
誰もやりたがらないクレーム対応という仕事とポジティブに向き合ってきた講師だからこそ言える「仕事を楽しむってどういうことか?楽しい仕事はあるのか?」という問いに、自身の経験と哲学を交えながらざっくばらんに解説をしました。

今回のセミナータイトルにある通り、仕事を楽しむためには仕事と遊びの境目をなくすことが最も重要と山田氏は説く。
仕事とは誰かの為にすること=「利他」 趣味とは自分の為にやるもの=「利己」この二項対立を解消し、利他と利己が融合する時仕事は楽しくなるという。
仕事と遊びの垣根を忘れるくらい没頭した時間を与えることが企業に求められることであり、好きな人と得意なことをする、プロセスを楽しみ考えながら進めていくことがさらに幸福感を深めると解説。
また、CSの優れている企業をベンチマークすると持ち回りをきっちり決めるのはなく、役割を超えて何でも出来るマルチタスクが進んでおり、そこには自律性と自発性が生まれると紹介。このように仕事内容や業種を具体化するのではなく、抽象度合を高めることも楽しみを生むと話しました。
最後に楽しく働いている人の特長として「自分や家族が好き」「会社が好き」といった価値軸が好き嫌いであること、相対的ではなく絶対的である点を挙げ2時間のセミナーを締めくくりました。

【商売繁盛セミナーとは】

地域の頑張る会社・商店を応援する勉強会です。
各方面で活躍する一流の講師陣を迎えて商売繁盛のヒントにつながるさまざまなテーマを取り扱っていきます。